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岡山県不動産市況DI調査

               岡山県不動産市況DI調査の公表によせて

 岡山県不動産市況DI調査は公益社団法人岡山県不動産鑑定士協会が4月1日と10月1日を基準日として年2回行う不動産市況調査であり、公益社団法人岡山県宅地建物取引業協会、一般社団法人岡山県不動産協会の一部の会員の方に送付したアンケート結果を集計し、分析結果を公表しているものです。平成23年に調査を開始してから令和6年で13年を数え、岡山県内の広域的な不動産市況調査として定着し、好評を得ております。
 対象エリアは、現在第1回目からの岡山市(4区分)、倉敷市(3区分)、津山市、玉野市、総社市の合計10 エリアに加え、第11回目からは、井笠地区(井原市、笠岡市)、東備地区(赤磐市、瀬戸内市、備前市)2エリアを加えた計12エリアとなっております。
 不動産鑑定士が取引事例等を分析して判定を行う地価公示、地価調査とはやや趣が異なり、不動産業者様が日々の取引、仲間内の情報等から感じる実感を指数化したものであり、地域的な不動産市況を判断するうえで貴重な統計資料であり、不動産鑑定士としても地価公示、地価調査等の基礎資料として活用させていただいております。
 不動産DI調査を簡単に説明致しますと、DIとは景況感、業況感等の判断を指数化したものであり、DI=(「良い」の回答者数割合)−(「悪い」の回答者数割合)の式で示されます。この場合、「良い」と答えた回答者の割合が「悪い」と答えた回答者の割合を上回る場合、プラスの指数(景況等が良い)となり、逆の場合、マイナスの指数(景況等が悪い)となります。これを、不動産の取引市場、賃貸市場の景況感にあてはめたものが不動産市況DIです。岡山県の場合、少し複雑になりますが、より精緻に市況が把握できるように「上昇」、「やや上昇」、「横ばい」、「やや下落」、「下落」の5つに選択肢を増やして、不動産業者様にご回答いただき、その結果を以下の式で指数化しております。
 DI=(「上昇」の回答割合)+(「やや上昇」の回答割合 / 2 )−(「やや下落」の回答割合 / 2 )−(「下落」の回答割合)
 振り返ると、平成23年に担当者の一人としてこの調査を立ち上げた時が思い出されます。既にDI調査を開始していた広島県不動産鑑定士協会に方法を学びに行き、岡山県宅地建物取引業協会様、岡山県不動産協会様、各報道機関様などに協力を仰ぐため、奔走しましたが、いずれの団体も快諾していただき、実現する運びとなりました。その後、調査は継続され、令和6年4月時点の調査で第26回となります。
 この調査が今まで継続できているのは、何よりも不動産業者の方が手間暇を惜しまず、ご回答いただいていることに尽きると思います。また、毎回、集計、分析を行っている調査研修委員会の方々、掲載、公表していただいている報道機関の方々に、この場を借りて、厚く御礼を申し上げます。岡山県内12エリアの不動産市況の動きを示す、貴重な情報インフラであり、当協会としては今後も公益活動、社会貢献の一環として調査を続けていきたいと考えております。
 目的は岡山県内の不動産市況の把握のため、統計の勉強のためなど多様だと思いますが、当該DI調査をご活用していただければ幸いです。

                       公益社団法人岡山県不動産鑑定士協会 会長 佐藤 俊輔